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ハーレーダビッドソン 5つのファミリーハーレー ダイナファミリーとは?
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ダイナファミリーのルーツは、1971年、ショベルヘッドエンジン時代に発表されたオリジナルファクトリーカスタムである、FXシリーズと言われています。
このFXは今までのハーレーの特徴である重厚なイメージとは一線を画すモデルなのです。
ビッグツインエンジンを搭載しながら、スポーツ走行を楽しめるモデルとして、スポーツスター系のフロント周りを採用しました。今までのFLにXL(スポーツスター)のフロント周りを移植したので、FXというわけです。
また、オールドハーレー特有のリジッドフレーム(ハードテイル)でもなく、ソフテイルフレームとも違う、ダイナグライドフレームを採用しているのが特徴のひとつです。
このダイナグライドフレームは、エボリューションエンジン時代に開発されたFXRフレームを改良・改善して1991年に採用されました。
このダイナグライドフレームの特徴は、フレームのパイプ径が太くなり、かつ、ガソリンタンク下を通るフレームメインチューブの形状が、今までの丸型から、角型に変更され、強度をアップさせた事が挙げられます。
つまり、スポーツ走行に耐えうる耐久性を付けるために、剛性を上げたのがダイナグライドフレームの特徴であり、このダイナグライドフレームを採用しているハーレーモデルをダイナファミリーと呼ぶのです。
また、ソフテイルファミリーとは違い、ショックをリア周りに2本配置しており、ショックが見えるスタイリングとなっていて、FLと比べると外見的にもスポーティに見えます。
このダイナファミリーですが、ソフテイルファミリーとの大きな違いがもうひとつあります。それは、フレームへのエンジンマウント方法です。
ソフテイルファミリーでは、エンジンをフレームに直接搭載する、リジッドマウントという方式を採用していますが、このダイナファミリーではラバーマウント方式という方法を採用しています。
このラバーマウント方式とは、フレームとエンジンの間にラバー(ゴム)を介する事によって、エンジンから発生する不快な振動を吸収する方式です。このラバーマウントによって、高速運転時の不快な振動を取り去る事に成功しました。
つまり、ビッグツインエンジンの鼓動感とスピード感をより楽しめるようになったというわけです。
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