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キャブレーターの仕組み

キャブレーターの構造

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液体のガソリンが気体の空気と混ざって、気化する仕組みについては、
「ハーレーのキャブレーターとは?」で触れました。では、キャブレーターは混合気をエンジンに送り込んでいるのでしょうか?厳密にいうと、そうではないのです。

ベンチュリーと呼ばれる、キャブレーター内の空気の通路。この通路の一部が狭くなっていて、その部分での空気の流れが速くなる事は分かりましたよね。

こう見ると、キャブレーターが混合気をエンジン内へ送り込んでいるように感じますが、実際には、エンジンが稼動する時に生じる負圧によって、混合気が吸い込まれているのです。どういう事でしょうか?

キャブレーターはシリンダーとマニホールドという通路で繋がっています。そして、このシリンダー内での工程において、ピストンが下がると、排気バルブが閉まり、吸気バルブが開きます。この時、シリンダー内は大気圧よりも低い気圧なため、負圧が生じるのです。

圧力は高いところから低いところへ移動する性質があるので、大気圧よりも低い気圧となったシリンダー内に混合気が吸い込まれるというわけです。

つまり、キャブレーターが積極的にエンジンに混合気を送り出しているのではなく、シリンダー内で生じた負圧の為に、キャブレーター内の混合気が吸い込まれていた、という事になりますね。

そういう意味では、キャブレーターは受動的な装置である事が分かります。これに対して、2007年のハーレーダビッドソンの全モデルでキャブレーターに変わって採用されたインジェクションは、自ら燃料を噴出する能動的システムとなっているのです。

キャブレーターが混合気を作るための受動的な機械式装置である事は分かっていただいたと思います。実は、このキャブレーターは混合気を作る以外に、もう1つ役割を持っているのです。

それは、エンジンの出力をコントロールする事です。キャブレーターはスロットルと連動して、シリンダー内に吸い込まれる空気の量を調節しているのです。その調節している部分をスロットルバルブといいます。

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