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ハーレーエンジンの基本構造:エンジンオイルの循環について1

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レボリューションエンジンを除くハーレーエンジンにはオイルタンクがあります。
このオイルタンクですが、国産などの最近のオートバイには付いていません。
それは、エンジンオイルを貯めておくシステムが違うからなのです。

最近のオートバイの殆どはウエットサンプ方式というオイル循環方法を採用しています。
これは、エンジン腰下部分に当たるクランクケース内に、
常時、決められた量のオイルを貯めておくシステムです。

このウエットサンプ方式の利点は部品点数を少なく出来て、
メンテナンス性に優れているという事が言えるでしょう。
一方、ドライサンプ方式はどうなのでしょうか?

このドライサンプ方式は、エンジンとは別にオイルタンクを設けて、
そこにエンジンオイルを貯めておくという方式です。

この方式は現代のオートバイでは殆ど採用されていないシステムなのです。
昔は、技術的にウエットサンプ方式は実現出来ませんでした。

それは、エンジンオイルをクランクケースに貯めておくとなると、
その分、クランクケース構造を複雑にしなくてはいけなかったからです。
つまり、その技術がなかったという事になりますね。

だから、オイルタンクを別に設けるドライサンプ方式を採用していたわけです。

そして、このドライサンプ方式は、
ハーレーの特徴である空冷ロングストロークエンジンにとってのメリットがありました。

ハーレーエンジンは空冷・大排気量のため熱を持ちやすいのですが、
オイルタンクをエンジンとは別に設ける事によって、
少しでもオイルを冷やす事が出来たのです。

また、ウエットサンプ方式だと、クランクケース内にエンジンオイルを貯めるため、
どうしてもクランクケース自体が大きくなってしまいます。

これは、ロングストローク=シリンダーが長いハーレーのエンジンには不向きです。

つまり、ハーレーエンジンの構造上、
クランクケースはなるべく小さくしたい、というわけですね。

ドライサンプ方式は古いシステムと言えますが、
空冷ロングストロークであるハーレーエンジンには向いているシステムと言えるでしょう。

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